研究室紹介
概要
本研究室では、ビフィズス菌や乳酸菌などの腸内細菌に加え、アーキアや多様な微生物を対象として、それらの酵素機能、代謝経路、立体構造の解析に取り組んでいます。さらに、酵素合成による機能性オリゴ糖の設計、植物性素材を活用した発酵食品の開発、複数の微生物による共発酵技術の応用など、健康機能を高めた食品の開発にも注力しています。分子生物学、構造生物学、発酵工学などの分野を横断するアプローチにより、ヒトの健康と持続可能な社会に貢献することを目指しています。
発酵食品学研究室について
発酵食品学研究室は、2023年の4月から始動し、現在修士課程の学生4名と学部学生16名が所属しています。
大きく分けて3つのテーマ『発酵食品中の乳酸菌の新規な機能』『ビフィズス菌由来オリゴ糖分解酵素』『オリゴ糖の合成』『タンパク質の結晶構造解析』についての研究を行なっています。嫌気性微生物の培養実験から遺伝子解析、タンパク質の解析を一通り行うことができる環境を整えています。
当研究室に興味を持っている学部1年生、2年生へ
発酵食品学研究室では、
「手を動かし、考えること」「相手の立場を尊重しつつ、自分の責任を果たすこと」
を大切にしています。
研究テーマは1人1テーマが基本ですが、必要に応じて先輩と連携するプロジェクトもあります。自分のペースで実験を進めやすい環境ですが、進捗報告やコミュニケーションの基本は大切にしていただきます。
コアタイムはありませんが、研究に向き合う時間や姿勢については、自主性と計画性を重視しています。
ゼミは週1回、論文紹介や研究進捗の発表を持ち回りで行い、他のメンバーと相互に学ぶ場としています。
学生間の関係性は比較的穏やかで、話しやすい雰囲気がありますが、あくまで「研究のための協働」が基本です。仲良しグループではなく、適切な距離感を保ちながら、学び合う場を一緒に作っていきましょう。
当研究室に興味がある方は、ぜひお気軽にchihaya@meiji.ac.jpまでご連絡ください。特に、ビフィズス菌や乳酸菌、腸内細菌、タンパク質の研究に興味のある人を歓迎します。ぜひ一度見学に来てみてください。
オープンラボ(連絡なくても研究室見学可能な日)
春学期は月曜日、木曜日、金曜日(14:00〜15:00、それ以外の時間でも調整可能)
秋学期は月曜日、金曜日(14:00〜15:00、それ以外の時間でも調整可能)
企業の方へ
発酵食品や微生物に関するテーマで企業との共同研究を積極的に実施したいと考えております。まずはお気軽にchihaya@meiji.ac.jpまでご連絡ください。